認めるからこそ・・・「決着をつけよう。」
横浜スタジアムを賭けた県大会。
準決勝・決勝の日
準決勝は、
島尻地区代表 対
国頭地区代表
の対決となりました。
第1試合
金武中学校(国頭1位) VS 玉城中学(島尻2位)
第2試合
豊見城中学校(島尻1位) VS 名護中学(国頭2位)
準決勝、前日、オーダーを考え就寝。
1日2試合の場合、第1試合では、よほどのことがない限りエースを投げさせます。
試合後に悔いを残さないためです。
この日も準決勝はエース金村で予定していました。
球場へ到着し、もう一枚のオーダーをいただき、2種類のオーダーを用意し準決勝第1試合の玉城中学の先発投手に注目していました。
振り返れば・・・
この子達が入学してから
玉城中学と豊見城中学は何度も大会で対戦。
1年生大会ではサヨナラツーランで決着が着くなど
面白い試合を繰り返してきました。
2年生になっても地区の決勝で対戦すること2回。
1勝1敗の五分・・・
夏休みには負けはしましたが、1月の地区新人大会
では豊見城中が勝利。
大会前の島尻地区の仲間との激励会でも
「島尻同士で決勝を」
と話をしていました。
そんな中で、玉城中学注目の先発は・・・・
『エース先発せず。』
この瞬間、島尻地区同士というよりも玉城中学
は豊見城中学と決勝で戦うために勝負している
のだと直感。
この大会で優勝すると、横浜スタジアムで行われる全国大会に出場します。
全国大会の登録メンバーは、2週間後のシード権大会、夏季大会へは出場できません。
決勝で対戦すればどちらかが優勝、全国へ。
その後は練習試合では対戦することはあっても
真剣勝負の大会で戦うことはないのです。
玉城中学
『エース先発せず。』
その瞬間、玉城中学の選手、監督の心意気を感じ
『よし、玉城中学がそう考えているなら決勝で
エース対決を受けてやろう。』
と予定していた準決勝エース登板を変更し、
O君で行くことを決定。
オーダー交換の4回終了時で玉城中学が2-0でリードしていたこともあり、こちらもエース温存で準決勝名護中学戦に臨みました。
結果から言えば、玉城中学が後半逆転負け・・・
決勝で島尻対決は実現しませんでしたが・・・
久々に監督の立場ながら・・・
「やってやる」
って燃える気持ちになりました。
1年生の頃から
「玉城中の知念くんを倒さないと3年最後の夏は
県大会にさえ届かないかもしれないよ」
と言い続け、左投手攻略をずっと意識して練習。
両チーム、学習面、練習態度などでベンチを外
される子がいました。
豊見城中学校も合計5名も大会直前、そして当日
にもメンバー変更。
ベストメンバーではありませんでしたがそれでも
準決勝へ進出。
お互い、ライバルと認めるからこそ、最後はプライドをかけて
「全国大会をかけて決着を」
と思わせてくれたのでした。
最後に
「よし。勝負だ。」
と思わせてくれた同地区の仲間に感謝。
今となっては
「島尻地区の両校が共に敗けていたら・・・」
と考えるとゾッとしますが・・・・
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